京都市西部、桂川を越えた住宅街に新しく建つ新築マンションのオーナー住居(4階・約180㎡)の設計である。
近くには桂離宮があり、碁盤目状の都市構造が色濃く残るこのエリアは、周囲に高い建物が少なく、上層階からは山並みを含む京都盆地の風景が広がる。
4階というフロアは、この風景を最大限に取り込める高さにある。設計の鍵は、いかにして外部の京風景と内部の空間体験を地続きに繋ぐかにある。
またワンフロア180㎡という、ほぼ正方形に近い広大な平面の中で、いかに奥行きと深度をつくり出すか。広さをそのまま活かすのではなく、光・風・視線のコントロールによって空間に変化をつけることを考えている。
桂離宮の雁行型平面が外部と内部を巧みに接続するように、この住宅もまた、京都という場所の力を日常の暮らしへと引き込む空間を目指している。
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